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今年はじめての登校日。
2ヶ月間、クラスメートに会わなかったのが、信じられないくらい馴染んでた。
でも、あのざわめきの中にいると、帰ってきたなぁと思う。
当たり前なんだけど、この2ヶ月、それぞれが異なる環境で、濃密な時間を過ごして来たかと思うと、きっと2ヶ月前とは随分と変わっている面があるんだろう。
にもかかわらず、今まで通りに、お互い特別に変化をみせることなく、当たり前に話してる。
ちょっと不思議だ。
それぞれが体験してきたことの全てを共有することは難しいとは思うけど、分かち合えたら、どれだけ糧となるだろう。
どれだけ人として成長できるだろう。
って考えたら、実習を経て、少しは俺も変わってるんだろうか。
少なくとも、去年の今頃、ちょうど実習が始まる頃と比べたら、患者さん慣れしただろうし、病院という環境も少しは慣れたかな。
人間として成長できたか・・・、は疑問。
どっかしら変わっていたいもんだが。
これからの生活次第か。
とにかく、それぞれの体験を少しだけでも分かち合う場が症例発表なんだろう。
皆が実習に行って、どんなことをしてきたのか、興味が湧いてくる。
でも発表も、せっかく頑張ってきたのに、プレゼンテーションの技術が無いばっかりに人に伝わらなかったり、何が言いたいのか分からなかったり、なかなか難しいんだよな。
それぞれが必死だっただろうにさ。
人に伝える・・・。
難しいことね。
本当に伝えたいことは、なかなか伝わらなかったりする。
かと思えば、水が流れるように伝わることもある。
紡ぎだす言葉だけじゃなく、相手の心理状態や、その場の環境も大きく影響する。