365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。

  きょうふのみそしる



トイレの一件といい

風呂場での出来事といい

「合宿所みたい」なんて言われたことといい

今の住まいが

どれ程老朽化しているかは

想像に難くないことだと思う。




さて

今から書こうとしていることは

こういう場に記載していいものかどうか

正直迷った。

もしかしたら

オカシクなっちゃったのかもしれない

と思われるかもしれないし

何を血迷っているんだと

勘違いされてしまうと思ったから。


でも

実際に身に起こったことでもあるし

記録として残しておいた方が

ある意味で

いいのかもしれないと思うから

書くことにした。



それは

とても

とても

季節外れの話。





いつの頃からだったか

ハッキリとは覚えていないが

今から思い返せば

昨年末くらいからだろうか

夜中に

ふと

目を覚ますことが多くなった。


最初は

というよりも

の様なもの

といった程度で

しかも聞こえるというほど

確実なものではなく

感じる

といった方が

正しいかもしれない

なんと表現していいのか

分からないのだけれど

ともかく

ただ

なんとなく

目が覚める

そんな夜が何度か続いた。


線路のすぐ傍にアパートがあるため

電車の揺れで起きたのかもしれないと

思ったり

もともと鼻詰まりだから

寝苦しかっただけかもしれない

なんて思ってた。


しかし

次第に

真夜中に

何かを感じて

目が覚めるようになっていった。


それでも

あまり気にしていなかった。

根が図太いのだ。

何より

睡眠を妨げられることは

最も忌むべきことの一つであるから

無意識に

気にしないように

していたのかもしれない。

ただ

確実に

眠りが浅くなり

休憩時間には

昼寝が欠かせないものになっていった。


時が経つにつれ

眠っていると

何かが聞こえる

と思い

目が覚めるようになった。


アパートには

乳児のいる世帯もあるようで

夜泣きをしていることは

今までもあったことだから

「また泣いてるのかなぁ」

なんて

初めは夢うつつで思ってた。

しかしながら

仕方がないこととは言え

夜中に泣かれ

毎晩

それで起きてしまう

こちらの身としては

イライラが募るのは必然のこと

だったのかもしれない。

「いい加減にしてくれよ」

なんてムカムカすると

かえって意識が集中してしまう。


よくよく聞いてみると

どこかの一室

というより

もっと近く

扉を挟んで

隣の台所の方から

音がする。


ちょっと寒気がした。


確かめるか否か

躊躇したが

睡眠という

至福の時を妨げられているからには

確かめざるをえなかった。

そっと

ベッドから抜け出し

聞き耳をたてながら

忍び足で扉に近づき

勢いよく

開け放つ。



何も聞こえない。



勘違いだろうか

おそらく

そう思いたかったのだろう

何も無かったと

自分に言い聞かせ

再びベッドに

もぐりこもうとした。

けど

やっぱり何か聞こえる。

勘違いとは思えなかった。

確認せずには安眠できない。

再び台所を確認し

今度は

トイレ

風呂場

の中まで確かめた。


それでも

何も聞こえないし

何も無かった。


その頃には既に

トイレから水漏れがしていたから

おそらく

安眠妨害の原因は

これだろうと

無理矢理にでも

思い込むことにし

修理を頼むことを固く心に誓い

その晩は

浅い寝むりにつくことにした。


その後

無事にトイレは新しくなったものの

やっぱり

音は聞こえ続けた。

だんだんと

音というより

声に近づいていって

隣の部屋から

というよりむしろ

現に

起居している

まさに

この部屋で

声が聞こえてきた。



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何を言っているか分からない。

でも明らかに

声。


次第

次第に

耳元に近づいてきて

何かを囁いている。

もはや

聞きたくなくても聞こえてしまう。


ぎゅっと目を閉じ

両手で耳を塞ぎ

身体を硬くし

自分自身に起こっている

この訳の分からない現象を

受け入れないよう

受け入れてしまわないよう

必死になって

抵抗した。


でも

とうとう

声は

聞こえるという

次元を超え

頭に響く

という描写が相応しい程に

ハッキリと

捕らえられるようになっていった。
















































「もったいない」





























そう

確かに

「もったいない」

と言っている。
























































そんな訳で

僕の部屋には

もったいないお化けが出るので

GWに実家に出戻りすることにしました。

引越を手伝ってくれる

根は優しくて

力持ちな方を

現在募集中です。

今なら

ピカピカの新居がご覧頂けます。





実家から職場まで

チャリンコで20分しかかからないのに

月々数万円の家賃を払って

職場までチャリンコで5分の場所に

一人暮らしをするのって

もったいない。

ていうか

それを一人暮らしというのか

それすら疑問だ。



はぁ

もったいない

もったいない

もったいない



まさにWorld Trendを地でいってるな。

うんうん。