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- 作者: ランス・アームストロング,安次嶺佳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/08/25
- メディア: 単行本
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4年前に旅行した時
フランスに立ち寄ろうか
どうしようか迷った挙句
空路ですっ飛ばした。
今思えば
あの時
Le Tour de Franceが開催されていたから
絶好の機会を逃してしまったのかもしれない。
レビューなんかを
読むと
典型的な
アメリカンヒーロー
みたいな書かれ方をしているけど
自分はそうは思わなかった。
確かに
癌を克服し
Le Tour de Franceを
7連覇したことを思えば
並々ならぬ精神力の持ち主
と考えてもおかしくないし
実際
そうなのかもしれないけれど
本の内容からすると
不安や恐れを抱く
人間くさい
人物が描かれていたと思う。
特に
自分の職業柄
化学療法が成功し
自転車競技に復帰するまでの過程が
非常におもしろいというか
共感できる場面だった。
もう癌ではないが
以前のような生活は
送れないという
現実の自分と
過去の自分との
狭間で
徐々に
現実を受け入れる過程は
まさしく
Rehabilitation
といえると思った。
辛苦を耐え忍び、ひたすら進み続ける意味を見いだすことができるものが勝つのだ
という一節が印象的で
特に
「ひたすら進み続ける意味を見いだすこと」
というのは
何かをする際に
大切なことだなと。
継続は力なりとはよく言うけれど
やっぱり
うまくいかないと
投げ出しがちになってしまうので
そこに意味を
見いだせるか
見いだせないかは
大きな違いだよな。
現在
Le Tour de Franceは開催中。
今まで
まったく興味なかったけど
今年は少し気になる。