365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。



もう何度読んだだろうか。


非常に分かりやすい

経済に関する本でありながら

読み物としても

おもしろい。


「エコノミクスって

ギリシャ語の“オイコノミコス”から来ているんです。

オイコノミコスとはどういう意味かといいますと

共同体のあり方

という意味なんです。」(p.3)


そんな事を聞くと

経済に俄然興味が湧いてくる。



さて

今回読んで

印象に残ったのは

「『自分はこれをやりたいんだ』

『このために自分たちの会社は存在しているのだ』

というミッションステートメント(mission statement)が

明確にならない企業というのは

マーケットでも成功しないんだと思います。」(p.267)

という一説。


今回の金融不安で

日本の景気も

また後退するだろうし

新たな価値の創造が

求められるんだと思う。

ましてや

医療や福祉に対する

公的な支援は

減ることはあれども

十分に保障されるとは考え難い。


そんな状況で

自由競争のマーケットに近い中に

放り出されていく訳だから

自分たちの職域を確保していくためには

ミッションステートメント

明確にイメージできているか否か

それが大きな違いになると思う。


これは客観的にみれば

当たり前のことなんだけど

当事者になってみると

見えづらくなってしまいがちだ。


また

職域の拡大を考えると

質の向上と

優位性を示していかなければならない

と思う。


「患者に対して何ができるか」の

“何が”の部分が

自分たちの

ミッションステートメントとなると思うけど

それを突き詰めて考えていくことが

必要なんだと思う。


心のない

知識や技術では

信頼は得られない。

信頼が得られなければ

良くならない。