365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。




「芸は人なり」(p.14)



「話術というのは

人間の中身が伴って

初めて価値が出るものです。

逆の言い方をすれば

その人の人間性を表すものの一部が話術です。」(p.18)



「技術は心がけについてきます。」(p.24)



「話というのは

聞いている人と一緒につくっていくものです。

それが一方通行になってはいけません。」(p.39)



「場の『空気』を読めるか読めないかは

一つには思いやりの差です。

普段から

相手の身になって物事を考えているかどうか。」(p.43)



「話というのは

自分が何を言ったかではなく

相手にどう伝わったか

が大事です。」(p.44)



「人の心を熱くさせる

揺さぶるような話をするためにまず必要なのは

それに近いものを自分の中に養うことです。

〜中略〜

そのために必要なのは

勉強と体験でしょう。」(p.70)



「話そうとしている内容について

事前によく勉強して

それを言いたいという気持ちを本物にさせておく。

その燃焼力が

言葉になり

表情になり

指先までの動きになるものではないでしょうか。」(p.79)



「我 志を得ざるとき 『忍耐』この二字を守れり

我 志を得んとするとき 『大胆不敵』この四字を守れり

我 志を得て後 『油断大敵』この四字を守れり。」(p.161)






恥ずかしながら

この手の本に関しては

幾つか手に取っている。


それは

自分の言いたいことが

上手く相手に伝えられないな

と言うコンプレックスがあるのと

より明確な話し方をすることで

ラポールを形成したい

という思いがあるから。


今までの中で

最も腑に落ちる

語り口調だった。


まさに

「その人の人間性を表すものの一部が話術です。」

ということなんだろう。

なにかしら

説得力を感じた。


こういう

How to本のようなものを

読んでいるのは

恥ずかしいなと思うし

内容も説教くさかったりするのだけれど

最近

妙に納得というか

心に響く。


歳を重ねたのだと思う。


おそらく

まだ人から言われたら

反発するとは思うが

自分で手に取る分には

素直になれる。


まぁ

とにかく

思いやりや

体験や

勉強を

少しずつでも

積み重ねていくしかないなぁ

と思った。



そして

近いうちに

この人の講談を

聞きに行きたいと思う。



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