365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。




「だが はじめて訪れたアメリカという国のスケールに

私ははじめ完全に打ちのめされた。

何もかもがあまりに大きく 遠く 広大で かつ多様だった。

こんな国でわが社の製品を売るのは とうてい無理な話だと思った。

私はただ ただ 圧倒された。

好景気に沸くこの国に 足りないものなど何一つない様な気がした。」 p.124




SONYの創業者の一人として

いったいどのような考えのもと

仕事に取り組んでいたのか

読んでみたかった。


非常に興味深く読めた。


でも

特に上記の

アメリカに初めて降り立ったときの感想は

今のSONYの有り様を知るものからすると

とても意外な気がして

印象深かった。

今や自ら

「世界のSONY」とCMでのたまう位なのに

最初の最初はこんなこと思ってたんだ。


今だって

日本とアメリカのギャップのようなものは感じるけれど

当時なんて比較にならないくらい程

絶望的な差が日米にあったんだろうな。


それを正直に書き表してるところに

親近感が湧いた。



ここまで成長できたのは

独自性を大切にし

イノベーションを求め続けたからなのかなと

本を読んで

漠然と感じた。


でも

それにしたって

SONYにはもう一人

井深さんという方がいて

きっとお互いに

刺激しあっていたことだろうと思う。

確か本田宗一郎にも

一心同体といえるような

参謀がついていたはず。


やっぱり

良き仲間がいてこそ

できることがあるのかもしれない。











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