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 受験脳の作り方 -脳科学で考える効率的学習法-


受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)




池谷裕二だから買ったけど

題名は頂けない。

これは以前書いた本を

最新脳科学が教える 高校生の勉強法    東進ブックス

最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス

大きく改編したものとのこと。

内容はわかりやすい。

すぐ読めちゃう。


「海馬に必要だと認めてもらうには、できるだけ情熱を込めて、ひたすら誠実に何度も何度も繰り返し情報を送り続けるしかないのです。」(p.38)


「忘れることには個人差がないことを覚えておきましょう。」(p.49)


「復習すれば忘れる速さが遅くなるのです。」(p.63)


「つまり、潜在的な記憶の保存時間は一か月のようです。(中略)最低でも一か月以内に復習するようにしましょう。」(p.67)


「復習は同じ内容の学習を繰り返すことが肝心です。」(p.70)


「復習の三つ目の注意点は、脳波入力よりも出力を重要視するという事実です。」(p.74)


「LTPを起こすシータ波(興味)と扁桃体感情)という二つの秘訣を適切に活用して勉強することが、効率よく学習できるコツです。」(p.101)


「実際、腹がすいている時の方が記憶力が高いことが科学的に証明されています。(中略)たとえば朝昼晩の食事前などは、脳が適度に危機を感じている状態です。」(p.106)


「歩くと海馬から自動的にシータ波がでます。その結果、記憶力が高まります。」(p.106)


「したがって、部屋の温度は若干低くした方が、学習効率が高まります。」(p.107)


「つまり、覚えたら忘れないうちに寝る、これが鉄則なのです。(中略)就寝時間の1〜2時間前は、脳にとって記憶のゴールデンアワーです。」(p.134-135)


「つまり、一つの成功を導き出すためには、それだけ多くの失敗が必要なのです。数多くの失敗がなければ正しい記憶はできません。」(p.146)


「勉強に必要な要素は

  1. 失敗に負けない根気
  1. 解決する能力
  1. 楽天的な性格」(p.155)


「「人に説明する」ことは経験記憶をつくる最大の近道だと言いました。」(p.214)


「こうした事実からも、記憶が身体と密接に関連していることがわかります。手、目、耳などの五感を最大限に活用して、海馬をフルに刺激しながら記憶するのが、学習の近道なのです。」(p.216)


「方法記憶の習得で欠かせないものは「繰り返す努力」と「めげない根気」です。そのかわり努力と根気をもってことにのぞめば、能力は「べき乗」の関数で伸びてゆきます。」(p.262)





結論じみたことを

抜き出してみると

どれも

小言の様に言われ

使い古された

特に代わり映えのしない

内容ではある。


おそらく人は

経験則として

勉強する上で大切なことを

学んでいるのだろう。


重要だからこそ

よく言われ

よく言われるからこそ

陳腐に聞こえることもある。



でも

何故

それが大事であるかを

この本は

脳科学の観点から

説明しているため

説得力があり

なるほどと

合点がいく。



反復と継続

興味と感情

食前と就寝前

歩行や身体(特に耳)を使う

失敗を気にしない。



そんなところだろうか。