365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。

 未来の未知性について


引用=未来の未知性について


「繰り返し申し上げるが、自分の手で未来を切り開けるということはない。

どれほど才能があって、どれほど努力をしても、それがまったく結実しないと嘆く人間がいる一方で、まるで才能もなく、ろくに努力もしていないけれど、どうも「いいこと続き」で困ったもんだとげらげら笑っている人間がいる。

その差は、自分の将来の「こうなったらいいな状態」について「どれだけ多くの可能性」を列挙できたか、その数に比例する。

当然ながら、100種類の願望を抱いていた人間は、1種類の願望しか抱いていない人間よりも、「願望達成比率」が100倍高い。

おおかたの人は誤解しているが、願望達成の可能性は、本質的なところでは努力とも才能とも幸運とも関係がなく、自分の未来についての開放度の関数なのである。

それは「未来を切り開く」という表現からはきわめて遠い態度である。

未来の未知性に敬意を抱くものはいずれ「宿命」に出会う。

未来を既知の図面に従わせようとするものは決して「宿命」には出会わない。

真に自由な人間だけが宿命に出会うことができる。」