365歩のMarch♪

今の自分にふさわしい未来がやってくる。

今日はセミナーに参加。

その名も

起業促進セミナー」。



関東甲信越ブロックの学会が開催され

何人かの友人も発表しているにもかかわらず

こっちに来てる自分は

どうかと思うが。

それはさて置き。


いつもの勉強会は

だいたい平均して5年未満の

有資格者が多い傾向にあるのに対して

このセミナーでは

珍しく

経験年数20年以上という方もおられた。


今回のセミナーの件とは関係ないが

この資格が昭和40年に法制化されて

たかだか43年程度。

江戸末期に西洋医学が本格的に流入してきた医療界では

例え20年以上経験があったとしても新参者に違いない。


さて

セミナーで講師の方が質問した。

理学療法士の将来に閉塞感を感じていますか?」


前の方の席に座っていたので良く分からないが

結構な数の手が挙がっていたようだ。

苦々しい思いがした。

自分は手を挙げなかった。


半分そう思うし

半分そうは思わないから。


閉塞感

先行き不透明感

この先どうなっちゃうんだろう感。


たぶん

これって

多かれ少なかれ

誰もがもってる不安じゃないか。


おそらく

これから先

PTの数が増える事が予想されている一方で

保険点数の削減とか

リハ日数制限とか

医師の指示の下でしか動けないとか

開業権がないとか

まぁまぁ縛りといえるものがいくつかある。

職域が限られている感がある。

これが閉塞感の元だろうと推察される。


でも

これって

「医療界」

という限られた枠組みの中での話だろう。


専門性を活かしていけば

生き残る術はいくらでもあるような気がする。


まず

その医療界においても

物療ばっかりの整形外科のクリニックより

PTがいる方が

より良いサービスが提供できるはず。

どっか誰かの職場みたいに

PTが物療ばっかりしなければ…

の話だけど。


まず医者に対して

その有効性・有益性を示せていないことが問題の一つ。

また

利用者に対して

PTがいる方が良いサービスが受けられる

ということが示せていない事が二つ目。

加えて言うなら

世間的な知名度が低すぎるのが三つ目。


一つ目と二つ目がクリアされるだけでも

職域は広がる気がする。

例えばOAのおばあちゃん。

いきなりopeを選択することはないだろう。

なんとか保存でと最初は考えるはず。

でも

おそらく今は

ほとんどのクリニックでやっていることが

薬とか

注射とか

電気とか

それぐらいだから

結局opeすることになっちゃうんじゃないかな。


クリニックは最前線。

ここを水際で止められれば

opeの件数も減るんじゃないかな。

そんなことないんだろうか…。


とにかく

一般的な医学のなかでは

証明されていないことが

まだまだある。

膝蓋骨の方向性を

テープで強制すれば

腰椎の可動性が変わるとか。

身体一つとっても

言われていないことが幾つもある。

それを

神秘的なものにしないで

科学的な視点をもって

証明していくことが

PTの役割でもあるはずだし

それができるのもPTだと思う。


三つ目はどうすれば良いか。


一つの方法は

昨今の

YOGA

Pilates

Rolfing

Bodywork系の流行を考えたり


anti aging

health & beauty

という女性の美しさへの飽くなき追及心を考えてみたり


まぁ

おそらく

もっとも得意なのは

介護予防事業。


医療に限らない

健康増進。

不健康な健常成人を相手にすれば良い。

社会的な関心も高いし。


という訳で今回のセミナーは

介護予防事業を

主に展開をしている方が講師の方でした。


「国民が今

最も求めているものを

PTは提供できる」

そう仰ってました。


自分もそう思う。


ただそのためには

やらなきゃいけないことがあって

単純に言えば

それを

やるか

やらないか

それだけのような気がする。


だから

無闇に閉塞感を抱いたって

しょうがないんだ。


資格自体40年ちょっとの歴史しか無いうえに

この10年ちょっとの間で

インターネットの普及とか

高齢化とか

資本の流動化とか

社会のありようそのものが

急激に変化しているわけだから

それに対応していったり

平行して

社会的認知度を上げていったり

身体の事をもっと解明していったり

やるべきことがたくさんある

ただそれだけ。



逆に言えば

閉塞感なんてものは無くって

やれることが

言えることが

たくさん余ってて良かった。


そんな気もする。


だから

こんな自分でも

食い込んでいける余地は

まだまだあるはずさ。


起業するかどうかは

また別の話だけど



そうそう

今回みたいな

介護保険制度下での事業や

介護予防事業

にPTが移行していくのは

時代の必然であるように感じるが

それがまた過渡期を迎えたら

次はどこに行けば良いんだろうか。

それを今から考えるのだって

悪くない。





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