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今日は卒業式。
長いようで短かった学生生活が終わり、来週からは新しい職場で働き出す。
この4年間、本当に様々なことがあった。
でも、残念ながら、その一つ一つを今すぐ詳細に思い出すことができない。
ただ、4年間を思い出そうとする時、胸に去来する想いは、ほんわかと温まるような気持ち。
漠然とした、何か温かいものに包まれ、ゆっくりと深い眠りに落ちていくような心地良さ。
そんな気持ちを今、僕は抱いている。
それは、この4年で自分にとってとても重要な時間を共有したクラスメイトの優しさ、気遣い、賢明さ、笑顔、それに対する感謝、感激、羨望、尊敬、愛情…。
こうした様々なことが、ない交ぜになって、言葉では表現できない想いとなっているのかもしれない。
今、この気持ちをここに記す。
少しでも誰かに伝わるように。
そして、自分のためにも。
今日、この日から。
また一歩。
それぞれが目指す場所へ近づくことができるように、僕は願ってやまない。
今、感じる「しあわせ」を、また胸に抱くことができるように。